同位体希釈分析での濃度は、次のように計算されます。
c:濃度(単位は、スパイク重量とサンプル重量から決まります)。
K:通常の原子量/スパイクの原子量
W:スパイク重量
Asp, Bsp:スパイク内の同位体AとBの存在比(スパイクされた同位体存在比)
M:サンプル重量
A,B:サンプル内の同位体AとBの存在比(安定同位体存在比)
d:希釈倍率
上記の「同位体存在比の比」と「CPSの比」は、標準溶液中のものです。同位体存在比は既知であるため、「同位体存在比の比」は計算できます。本装置を用いてそれぞれの同位体を測定すると「CPSの比」を得ることができ、「同位体存在比の比」と「CPSの比」が等しければ、「マスバイアス補正係数」は「1」になります。