アクセスコントロールの設定や変更をするには、以下の条件が必要です。
MassHunter の ICPMHAdmin グループとローカル PCのAdministrators グループの両方に属しているユーザーであること。設定方法については、「MassHunter Workstation アクセスコントロールパック」マニュアルの「ユーザーの設定」をご覧ください。
Windows のユーザーアカウント制御設定を [通知しない] に設定していること。設定方法については、「MassHunter Workstation アクセスコントロールパック」マニュアルの「ユーザーアカウント制御の解除」をご覧ください。
制限事項については、「制限事項」をご覧ください。
「OpenLab Server Products」とは、「OpenLab Server」、「ECM XT」 と「OpenLab Basic Server」の総称です。
「Workstation Plus」は、「ICP-MS MassHunter WorkStation Plus」の略称です。
ユーザアクセスコントロール機能を有効にするとき、Onにします。
チェックボックスをオンにして [OK] をクリックすると、確認メッセージが表示されます。
確認メッセージで [OK] をクリックすると、ユーザーアクセスコントロールが常に有効になり、無効にすることはできません。
この機能は、SDA では利用できません。
アクセス制限の範囲を設定します。
画面ロック時間
長時間、ユーザによる操作がなかった場合に、MassHunter をロックするまでの時間が表示されます。「0」の場合は、ロック時間は設定されません。ロックされた場合は、再度、ユーザー認証を要求されます。
この設定は、Agilent OpenLab コントロールパネルで設定するため、ここでは設定できません。
猶予時間
ユーザー認証の猶予時間を入力します。猶予期間を設定することによって、ソフトウェアをより生産的に使用できるようになります。
たとえば、繰り返しパスワードを毎回入力しなくても、パラメータの変更作業ができるようになります。一度パスワードが入力されると、その猶予期間中に再びパスワード入力を要求することはありません。変更理由の入力が必要な機能を使用する場合には、この期間中に [ユーザーの確認と変更理由] ダイアログボックスが表示されますが、ユーザーとパスワードの領域はグレー表示され、理由の入力だけが必要となります。
「0」の場合は、猶予時間は設定されず、毎回、ユーザー認証が必要になります。
インストールされているデータベースシステムが表示されます。
MassHunter 終了時にローカルキャッシュを削除
チェックを入れると、MassHunter を終了するときに、ローカルキャッシュを削除します。
[MassHunter 終了時にローカルキャッシュを削除] は、デフォルトでは、チェックが入っていません。ローカルキャッシュにバッチが存在しない場合は、MassHunter は、サーバーからローカルキャッシュにバッチをダウンロードしますが、バッチに多くのサンプルがある場合は多少時間がかかります。
頻繁に利用しないバッチや、アーカイブされたバッチがキャッシュに存在する場合は、この項目にチェックを入れたり、後述する [キャッシュを消去] ボタンをクリックして。キャッシュを消去することをお勧めします。
ローカルデータの保護
[ローカルデータの保護] がオンの場合は、プロテクトモードになり、SDA 使用時に、バッチやバッチ結果の改ざんを防ぐことができます。デフォルトはオンです。
プロテクトモードでは、MassHunter は次のように動作します。
フォルダパス
OpenLab Server Products、またはWorkstation Plus の場合は、データを保存するフォルダパスが表示されます。フォルダを選択するには、<同期する> をクリックします。
SDA の場合は、データを保存するデータベース名とフォルダパスが表示されます。フォルダを選択するには、<参照> をクリックします。
<参照>
SDA の場合は、クリックすると、[ログイン] ダイアログボックスが表示され、ICPMHAdmin 権限をもつユーザーでログオンします。これは、MassHunter のユーザーアクセスコントロールパックのログオン制御を使用します。ログオンすると、[データベースフォルダセレクタ] ダイアログボックスが表示されます。詳しくは、SDA のオンラインヘルプをご覧ください。
<同期する>
OpenLab Server Products、または Workstation Plus の場合は、クリックすると、[ログイン] ダイアログボックスが表示され、ICPMHAdmin権限をもつユーザーでログオンします。これは、MassHunter のユーザーアクセスコントロールパックのログオン制御を使用します。ログオンすると、[データベースフォルダセレクタ] ダイアログボックスが表示されます。詳しくは、OpenLab Server Products、または Workstation Plus のオンラインヘルプをご覧ください。
サーバー
OpenLab Server Products、または Workstation Plus の場合は、OpenLab Server Products、または Workstation Plus のホスト名が表示されます。詳しくは、OpenLab Server Products、または Workstation Plus のオンラインヘルプをご覧ください。
SDA の場合は、SDA のホスト名(SQLExpress)が表示されます。詳しくは、SDA のオンラインヘルプをご覧ください。
<ローカルバッチのアップロード>
このボタンは、SDA で [ローカルデータの保護] がオンの場合に表示されます。
特殊なトラブルシュートのためにのみ使用する機能です。
何らかの原因でデータベース上のデータとハードディスク上のデータに不整合が生じた場合に、バッチに改ざんが見つかったという内容のエラーが表示されて、バッチを開けなくなることがあります。そのような場合にこの機能を利用すると、不整合を修正して、バッチを開くことができるようになります。
アップロードが終了すると、[結果] ダイアログボックスにアップロード結果が表示されます。
また、WindowsのイベントビューアのICP-MS MassHunterログでも確認できます。
OpenLab Server Products、またはWorkstation Plusまたは SDA を利用する場合は、「データベースシステム利用時の動作」をご覧ください。
<OK>
設定を適用します。
<キャッシュの消去>
このボタンは、OpenLab Server Products、またはWorkstation Plus、および SDA の場合に表示されます。
選択したバッチのローカルキャッシュを削除できます。
詳しくは、「MassHunter Workstation アクセスコントロールパック」をご覧ください。