測定する元素に対して、他の質量数の元素や分子イオンによる干渉を補正するための式を干渉補正式といいます。
分子イオンが干渉する元素や、同位体が 1 つしかない元素の測定に効果があります。
[スキャンタイプ] に [MS/MS] を設定したチューンモードを選択した場合には、Q ポール 1(2~260)とQ ポール 2(2~275)の質量数を設定できます。
周期表テーブル
ここで補正する元素を指定します。元素名をクリックすると、下の質量数テーブルにその元素の同位体の質量数と存在比が表示されます。
質量数テーブル
周期表から補正する元素を選択すると、同位体の質量数と存在比が表示されます。干渉補正式を設定する質量数にチェックを入れると、右側の [式] テーブルに表示されます。
補正した元素リスト
干渉補正式を設定する元素を選択します。
質量数リスト
干渉補正式を設定する質量数を選択します。
式テーブル
[+] 欄は、係数の正負をリスト選択し、[質量数] 欄に質量数、[係数] 欄に干渉補正式の係数を入力します。
たとえば、
66u=66u-69u×0.00141
という干渉補正式を設定するには、[式] テーブルを下記のように設定します。
|
質量数 |
係数 |
---|---|---|
+ |
66 |
1 |
- |
69 |
0.00141 |
<OK>
設定内容を反映します。設定した干渉補正式は、[周期表で元素の選択] ダイアログボックスに表示されます。
<キャンセル>
設定を中止します。