リアルタイム表示ペインには、現在、キューで実行中のバッチのスペクトル、タイムチャート、フルスペクトル測定時のスペクトルが表示されます。
リアルタイム表示ペインで利用できる機能について説明します。
タイトルバーのボタンとコンテキストメニューの機能は、機器ステータスペインのタイトルバーと同様です。
ドラッグすると、ツールバーを移動できます。
キューの状況に応じて、一番左のアイコンと機能が変わります。
測定中でない時にクリックすると、シグナルモニタを開始します。
サンプル置換や安定待ちなどのプレランプログラムを実行中にクリックすると、それをスキップして測定を開始します。
測定中にクリックすると、そのサンプルに対して測定をやり直します。
測定キューペインの
が ON で、測定開始待ちのときにクリックすると、測定を開始します。
現在の測定を中止する場合にクリックします。クリックすると、中止後、リンスプログラムの実行についてはい/いいえの選択表示があり、はいを選択すると測定を中止後、プローブ洗浄を行いキューを停止します。いいえを選択すると測定を中止し、キューを停止します。
チューンの安定待ち時間や、プローブ洗浄などのポストランプログラムの実行をスキップして、次のステップに進みます。ポストランプログラムのスキップは、個別のステップずつスキップされます。
自動的にX軸とY軸を最適なスケールで表示します。
ログスケールとリニアスケールを切り替えます。
スペクトルモードの場合に、カウント表示と
CPS 表示を切り替えます。
スペクトルモードの場合に、スペクトルの 1 段表示と 3 段表示を切り替えます。
測定値が表示されます。
分析モードがTRAモードの場合に、現在のタイムチャートデータをオンラインデータ解析に送ります。クロマトグラムのデータを測定している間に、指定したタイミングまでに測定したピークの結果を
[ICP-MSICP-QQQデータ解析]
ウィンドウに表示させることができます。
ペイン下部の表の表示/非表示を切り替えます。
マス軸のモードを選択します。
[質量数ペア] :スペクトルアシスタントテーブルにQポール 1 とQポール 2 の測定質量数が表示されます。
[Q1] :スペクトルアシスタントテーブルにQポール 1 の測定質量数が表示されます。
[Q2] :スペクトルアシスタントテーブルにQポール 2 の測定質量数が表示されます。
スペクトルアシスタントテーブルの表示/非表示を切り替えます。
本ペイン上で右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューで実行できるコマンドについて説明します。下記以外のコマンドは、ツールバーのコマンドと同じ機能ですので、該当するコマンドをご覧ください。
[モニタウィンドウの設定] ダイアログボックスが表示されます。
分析モードが TRA モードの場合に、表示ウィンドウと平均ウィンドウの設定をします。
[モニタする質量数の選択] ダイアログボックスが表示され、モニターする質量数を変更できます。
[グラフィックのエクスポート] ダイアログボックスが表示され、画像データをエクスポートします。
[印刷] ダイアログボックスが表示され、選択中のペインの内容を印刷します。
分析モードによって機能が異なります。
Y 軸が質量数(2~260)、X 軸がカウント数または CPS のグラフが表示されます。
3sec ごとに表示が更新されます。
スキャンタイプが [MS/MS] の場合の測定質量数範囲は、Q1 は 2 ~ 260、Q2 は 2 ~ 275です。
スケールの変更や、軸の平行移動、指定範囲の部分拡大については、データ解析のスペクトルペインと同様に操作できます。
Y 軸がカウント数、X 軸が時間のグラフが表示されます。
TRA モードの場合は、グラフの下に数値テーブルが表示されます。
Y 軸のスケールは、[範囲] 列にレンジを入力して変更できます。
プレランモニタが表示されている場合には、チャート表示領域の左上に、「プレラン」と表示されます。
測定中には、チャート表示領域の左上に、「測定」と表示されます。
ポストランモニタが表示されている場合には、チャート表示領域の左上に、「ポストラン」と表示されます。
チェックを入れた質量数のピークのみ、スペクトルペインに表示されます。
Q ポール 1 の測定質量数が表示されます。
Q ポール 2 の測定質量数が表示されます。