キャンバスは、レポートテンプレートの作成時にレポート項目が配置される領域です。これはWYSIWYG(what you see is what you get)タイプのエディタではありません。レポートがどのように出力されるかは、[ライブプレビュー]ペインを使って確認してください。キャンバスは、項目をコンテナ内で動かすのに使います。
コンテナは、デザインキャンバスの中のセクションで、情報を表示するものです。ヘッダ、フッタ、ボディはそれぞれコンテナです。レポートに関連したデータによっては、内部にSampleコンテナとStandardコンテナをもつResultsコンテナが使われる場合があります。これらの名前は、使用するホストアプリケーションによって変わりますが、コンテナの考え方は同じです。
コンテナ内にコンテナがある例を以下に示します。
Batch、Results、Sample、Standardコンテナが表示されている例
以下の例では、Batchコンテナの中にRepeating BlockとBatch Resultsがあります。Resultsコンテナの中にはRepeating Blockがあり、さらにその中にSampleとStandard Resultsがあります。コンテナのレベルは色でも示されています。ブルーの色が暗いほどコンテナのレベルが高く、その中に別のコンテナを含みます。もっとも明るいブルーがもっとも内部のコンテナです。
Batch、Results、Sample、Standardなどのヘッダはデータやホストアプリケーションによって変わりますが、この例では、結果がSampleとStandardのどちらに対しても印刷されるHPLCインジェクションに似ており、メソッドは同じレポートに印刷されるすべてのサンプルで使われます。
キャンバスの内部でオブジェクトは次のことが行えます。
デザインツールボックスやレポートプレビューペインの大きさを変更するには、カーソルをその形が変わるまで(以下の画像参照)ペインの横に置いてから、ペインを拡大あるいは縮小させます。
ペイン横での拡張バー
ペインを元の大きさに戻すには、拡張バー上にハンドルバーをドラッグします。
オブジェクトやキャンバスのプロパティを見るには、デザインキャンバス上のオブジェクトあるいは何もない部分を右クリックします。
次の要素をもつプロパティエディタが表示されます。
デザインキャンバス上部の行はポジションガイドとして、キャンバス上のヘッダ、ボディ、フッタ、コンテナといったパーツで現在位置を表示します。ポジションガイド内の要素をクリックすることで現在位置を変更できます。