GC

分析対象物の質量数が、キセノンより大きい(たとえば、Hg)の場合、分解能/マス軸調整は、この手順では実行できません。もし、これらの調整が必要な場合は、GCを接続する前に、ペリポンプとチューニング溶液を使って、調整してください。

もし、その調整の結果、マス軸と分析対象物とのズレが 0.05uを超える場合は、その手順を分解能/マス軸に使うことはできません。

  1. GC と ICP-MS をセットアップして接続します。バランスガス(ヘリウムガス中に 100 ppm のキセノン)を GC のキャリアガスラインに接続します。ソース圧力を 0.3MPaに設定します。
  2. GC を起動し、インジェクタのヒータ、オーブンのヒータ、トランスファーラインのヒータをオンにします。また、キャリアガスの流量を 2ml/分にします。
  3. サンプル導入に [Agilent GC] を選択します。
  4. スタートアップペインのツールバーから、[点火シーケンスの設定] をクリックし、[ユーザーチューン] を選択します。また、ユーザーチューンペインのツールバーの [グローバルチューンを設定] をオンにします。
  5. スタートアップペインの [カスタム設定] をオンにして、以下の設定をします。

    もし、元のパラメータにリストアする場合は、手動で入力する必要があります。必要に応じて、現在のパラメータをメモしておいてください。

    分解能/マス軸

    23, 54, 124

    レンズチューン

    124

    トーチ軸

    124

    EM

    80

    P/Aファクタ

    80, 124, 128, 130, 136

  6. プラズマに点火します。
  7. ユーザーチューンペインで、以下の設定をします。
  8. ペリポンプ: 0 rpm

    ネブライザガス(キャリアガス): 1.0 l/min

    メークアップガス: 0.0 l/min

  9. 信号を確認するために、ユーザーチューンペインで、質量数 124 と 126 のシグナルモニタを実行します。
  10. タスクナビゲーターの [スタートアップ] グループから [スタートアップコンフィグレーション] をクリックし、スタートアップを実行します。
  11. データ測定のバッチを作成し、またはバッチを開き、データ測定を開始します。