分析対象物の質量数が、キセノンより大きい(たとえば、Hg)の場合、分解能/マス軸調整は、この手順では実行できません。もし、これらの調整が必要な場合は、GCを接続する前に、ペリポンプとチューニング溶液を使って、調整してください。
もし、その調整の結果、マス軸と分析対象物とのズレが 0.05uを超える場合は、その手順を分解能/マス軸に使うことはできません。
もし、元のパラメータにリストアする場合は、手動で入力する必要があります。必要に応じて、現在のパラメータをメモしておいてください。
分解能/マス軸 |
23, 54, 124 |
レンズチューン |
124 |
トーチ軸 |
124 |
80 |
|
80, 124, 128, 130, 136 |
ペリポンプ: 0 rpm
ネブライザガス(キャリアガス): 1.0 l/min
メークアップガス: 0.0 l/min
上記は、GC 接続を初めて使う場合のチューニング手順です。2 回目からは、手順 7 と 8 は省略できます。また、9 の代わりに、プラズマ点火時 6 に、スタートアップを実行することもできます。
もし、質量数 23(Na)、または 54(ArN)の強度が充分に強くない場合は、分子イオンに起因する別のアルゴンや、環境からの元素を使っている可能性があります。たとえば、23の代わりに 12 (C)、54 の代わりに 56 (ArO) などです。