データベースインテグレーションを利用する場合の機能制限
データベースインテグレーションを利用する場合、以下のように、MassHunter の機能が制限されます。
- パスを指定するテキストボックスは、読み取り専用となり、パスを変更できません。
- [QCコンフィグレーション]
ウィンドウの [テーブルのエクスポート] と [選択された範囲のエクスポート] メニューは非表示になります。
- ラボ QCの [更新] は無効となり、ラボQCファイルを更新しません。
- レポートデザイナーを起動するメニューは非表示になります。レポートデザイナーを利用する場合は、Windowsの [スタート] ボタンから [ICP-MS
MassHunter Workstation] - [カスタムサンプルレポートデザイナー] をクリックし、バッチを選択してください。
- スクリプトを実行するメニューは無効になります。[ワークリストアクション]
ペインでスクリプトを実行するように設定している場合は、メソッドバリデーションでエラーになります。
- LIMS機能
- 選択したサンプルのエクスポートでは、通常、¥Agilent¥ICPMH¥LIMSフォルダのUploadLIMSFile.icpmsスクリプトを利用しますが、データベースインテグレーションを利用する場合は、¥Program
Files ¥Agilent¥ICPMH¥BinフォルダのUploadLIMSFile.icpmsスクリプトを利用します。
- MassHunterのオンラインヘルプ
ヘルプボタンをクリックしたり、[F1] キーを押しても、オンラインヘルプは起動しません。オンラインヘルプを利用する場合は、Windowsの [スタート] ボタンから [ICP-MS
MassHunter Workstation] - [ICP-MS MassHunter ヘルプ] をクリックしてください。
- OpenLab Server/ECM XTのオンラインヘルプ
フォルダ/ファイルを保存するために選択するダイアログボックスのすべてのヘルプボタンは非表示になります。また、[F1] キーを押してもOpenLab
Server/ECM XTヘルプは起動しません。
- フォルダ/ファイルダイアログボックス
- 以下のフォルダ/ファイルダイアログボックスは、データベース上に存在しないファイルやフォルダの操作に利用します。
- [ファイルを開く] ダイアログボックス
- [名前を付けて保存] ダイアログボックス
- [フォルダの選択] ダイアログボックス
- 初期フォルダ内の場所以外の場所に移動することはできません。現在のフォルダが初期フォルダの場合、上方向ボタン(上向き矢印ボタン)は無効になります。
- コンテキストメニューから表示形式(大アイコン/小アイコン/詳細/一覧/並べて表示)を変更できます。
- コンテキストメニューから新しいフォルダを作成することができます。
- フォルダ/ファイルをゆっくりダブルクリックすると、フォルダ/ファイル名を変更できます。
- これらのダイアログボックスの初期フォルダは、¥Agilent¥ICPMH¥ExportedFilesフォルダです。ただし、レポートテンプレートパスを選択するダイアログボックスの初期フォルダは、¥Agilent¥ICPMH¥Report
Templateフォルダです。
- これらのダイアログボックスとExportedFilesフォルダは、通常はバッチフォルダに作成されるバッチテーブルの [テーブルのエクスポート]/[選択された範囲のエクスポート]/[行列を入れ替えてテーブルをエクスポート] や、[シグナル/ノイズレポートをエクスポート]、[面積パーセントレポートのエクスポート]、[サマリのエクスポート] および [列設定の保存] に利用されます。また、[ファイルを開く] ダイアログボックスは、[列設定読み込み] に使われ、ユーザーは、ExportedFilesフォルダからのみ列設定を読み込むことができます。
- ファイルビューア
- PDFファイルビューア
- MassHunterは、PDFファイルビューアでPDFファイルを開きます。
- ファイルのパスはタイトルバーに表示されます。ファイルが一時的な場合は、ファイル名だけが表示されます。
- PDFファイルビューアには、コンテキストメニューに以下の機能があります。
- フィッティング(ページレベルにズーム/幅に合わせる/高さに合わせる)
- ページ表示(単一ページ表示/スクロールを有効にする/見開きページでスクロール)
- 名前を付けて保存.
- 印刷
- 閉じる
- Adobe PDF Readerがインストールされていない場合、PDFファイルビューアでPDFファイルを開かずに、Adobe
PDF Readerをインストールするよう、メッセージが表示されます(MassHunterが生成したファイルを表示する場合は、ファイルがエクスポートされたというメッセージのみが通知されます)。
- テキストファイルビューア
- MassHunterはテキストファイルビューアでテキストファイルを表示します。
- ファイルのパスはタイトルバーに表示されます。ファイルが一時的な場合は、ファイル名だけが表示されます。
- テキストファイルビューアは、メニューまたはコンテキストメニューに以下の機能があります。
- コンテキストメニューで、選択した文字列をコピーできます。
- その他のファイル(*.xlsx、*.csvなど)を開こうとすると、ファイルを開かずに、ファイルがエクスポートされたというメッセージが通知されます。
- プリンタの選択
- [印刷] ダイアログボックスは表示されません。
- [印刷] メニューまたはボタンをクリックすると、印刷するかキャンセルするかを確認するダイアログボックスが表示されます。
- [レポート作成]
ダイアログボックスの [プリンタ] コンボボックスは無効になり、既定のプリンタ以外のプリンタを選択できません。
- エラーレポート
- MassHunterがクラッシュしたときに表示されるエラーレポートには、レポートを送信する機能はありません。
- テキストファイルビューアを使用して、エラーレポート内のリンク経由でエラーログを開くことができます。