半定量ペイン
データ解析メソッドペインで「半定量分析」を選択した場合に分析パラメータを設定します。
半定量分析の計算式については、参照 > 計算式 > 半定量をご覧ください。
メソッドツールバー
ドラッグすると、ツールバーを移動できます。
前の解析メソッド設定に移動します。
[元素]
ダイアログボックスが表示され、半定量係数補正用の元素を追加できます。
選択した元素を削除します。
[半定量基本パラメータ]
ダイアログボックスが表示されます。基本的なパラメータである半定量係数、基準質量数、レポートする質量数をバッチ用に設定します。
設定したパラメータは、データ解析メソッドには適用されますが、グローバルの半定量基本パラメータには適用されません。
メソッドテーブル
データ
半定量に使用するデータとして、[IntelliQuant]、[クイックスキャン]、または [メインデータ] のいずれかを選択します。
IntelliQuant
[データ] に [IntelliQuant] を選択すると、クイックスキャンデータを利用した半定量が自動化されます。また、データ解析ウィンドウに IntelliQuant ペインが表示され、周期表で各元素別の濃度や干渉レベルを確認できます。
バッチテーブルペインの [ホーム] タブの [バッチオプション] グループの [iQ 評価] がオフの場合は、バッチテーブルタブに、[IntelliQuant] タブが表示されます。
クイックスキャン
[データ] に [クイックスキャン] を選択すると、バッチテーブルタブに [クイックスキャン] タブが表示されます。[クイックスキャン] タブのバッチテーブルには、半定量アウトライヤが表示されます。また、データ解析ウィンドウに半定量係数ペインが表示されます。
メインデータ
測定メソッドの設定で全質量数を選択している場合は、メインデータを選択します。このとき、チューンモードも指定してください。
半定量係数補正用標準テーブル
半定量係数補正に標準サンプルを利用する場合に、標準サンプル（SQStd）の元素と濃度を設定します。元素を追加するには、
をクリックして表示された [元素]
ダイアログボックスで元素を追加します。
半定量分析を実行する前には、半定量係数の補正をするために、標準サンプルを測定する必要があります。濃度がすでにわかっている 3、4 個の元素を含むサンプルを標準サンプルとして使います。標準サンプル内の既知元素の濃度に基づいて、すべての元素の半定量係数を補正します。したがって、標準サンプルの元素は、スペクトルの低、中、高の質量数の範囲にわたる必要があります。
原子番号
原子番号が表示されます。
元素
元素名が表示されます。
濃度
標準サンプルの濃度を入力します。
単位
濃度の単位をリストから選択します。
- ppm
- ppb
- ppt
- ug/ml
- ng/ml
- pg/ml
- mg/l
- ug/l
- ng/l
- mg/kg
- ug/kg
- ug/g
内標準補正テーブル
内標準補正には、自動添加モードと一般モードの 2 つのモードがあります。モードを変更すると、設定は保存されません。
内標準モード
内標準補正を行う場合に、内標準モードをリストから選択します。
- 自動添加
自動添加モードは、内標準が自動的にペリスタルティックポンプ（オンライン内標準添加）で加えられるときに使われます。この場合、正確な内標準濃度はわかりませんが、すべてのサンプルについて等しく添加されます。
なお、計算式は以下のとおりです。
内標準係数=（サンプルタイプを「SQISTD」に指定したデータファイル内の内標準元素のcps）/（測定サンプル中の内標準元素のcps）
未知サンプルの濃度=（測定サンプルのcps）×（内標準係数）×（希釈倍率）/（半定量係数）
- 一般
一般モードは、内標準元素を測定サンプルに加えたときに使います。このモードは、マトリックス元素を内標準元素として使うレーザアブレーション分析にも利用できます。内標準補正係数は、半定量係数から計算されます。サンプルタイプを「SQISTD」に指定するデータファイルはこのモードでは必要ありませんが内標準元素の濃度を設定する必要があります。
なお、計算式は以下のとおりです。
内標準係数=（内標準元素の半定量係数）×（測定サンプル中の内標準元素の濃度）/（測定サンプル中の内標準元素のcps）
未知サンプルの濃度=（測定サンプルのcps）×（内標準係数）×（希釈倍率）/（半定量係数）
コンテキストメニュー
メソッドテーブルペイン上で右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューで実行できるコマンドについて説明します。下記以外のコマンドは、ツールバーまたはリボンのコマンドと同じ機能ですので、該当するコマンドをご覧ください。
[テーブルのエクスポート]
[テーブルのエクスポート]（テーブル全体）ダイアログボックスが表示され、テーブル全体をエクスポートします。テーブルを含むペインを選択している場合に動作します。
[選択された範囲のエクスポート]
[テーブルのエクスポート]（エリア）ダイアログボックスが表示され、テーブルで選択している範囲のデータをエクスポートします。テーブルでセルを範囲選択している場合に動作します。
[コピー]
選択中のデータをクリップボードにコピーします。テーブル形式のペインを選択している場合は、選択した範囲の行または列がコピーされます。
[貼り付け]
コピーコマンドでコピーしたデータを貼り付けます。
[並べ替えのリセット]
テーブル形式のペインでデータを並べ替えた場合に、表示の順番をデフォルトに戻します。
[下へコピー]
複数のセルを選択してこのコマンドを実行すると、一番上のセルの値が選択したすべてのセルに入力されます。
[ページ設定]
[ページ設定] ダイアログボックスが表示され、印刷時のページ設定をします。
[印刷]
[印刷] ダイアログボックスが表示され、選択中のペインの内容を印刷します。
[印刷プレビュー]
[印刷プレビュー] ダイアログボックスが表示され、印刷プレビューが表示されます。
この画面を開くには
- [データ解析メソッド] テーブルの [半定量分析] がオンのときに、メソッド開発タスクペインの [解析パラメータの設定] グループから [半定量] をクリックします。
- タスクナビゲーターの [測定] グループから [半定量] をクリックします。