半定量係数ペインの操作について説明します。各ペイン共通の機能については、「ペインの共通操作」をご覧ください。
半定量係数ペイン
バッチテーブルに表示されているサンプルの半定量係数曲線が半定量係数ペインに表示されます。X 軸は原子番号で、Y 軸は CPS/濃度です。
グラフのポイントにカーソルを近づけると、元素名や半定量補正の補正状況などがポップアップ表示されます。
半定量係数ペインでデータを切り替えるには、半定量係数ペインのツールバーにある次のアイコンをクリックします。
前のサンプルの半定量係数曲線が表示されます。
次のサンプルの半定量係数曲線が表示されます。
半定量係数ペインが表示されない場合は、[表示] タブの [表示] グループから [ペイン] をクリックします
ツールバーの機能については、「半定量係数ペイン」をご覧ください。
X 軸/Y 軸のスケールを変更できます。操作方法は、「グラフの共通操作」の「スケールの変更」をご覧ください。
X 軸/Y 軸を平行移動できます。操作方法は、「グラフの共通操作」の「軸の平行移動」をご覧ください。
半定量係数の指定範囲を拡大表示できます。操作方法は、「グラフの共通操作」の「指定範囲の部分拡大」をご覧ください。
MassHunter Workstation では、あらかじめ各元素の半定量係数が設定されています。半定量係数が高い元素は、より効率よくプラズマの中でイオン化される元素で、より高い感度が出ます。
半定量係数を補正するには、次のように操作します。
Li、Co、Y、Ce、および Tl を含んでいるチューニング溶液を標準サンプルとして使うこともできます。
読み込み方法については、「データ解析の共通操作」の「データの読み込み」をご覧ください。
標準サンプルの測定以降の測定データは、自動的に半定量係数補正が行われます。
半定量係数補正が行われると、標準サンプル(SQStd)内の既知元素の濃度に基づいて、すべての元素の半定量係数が補正されます。したがって、標準サンプル内の元素は、スペクトルの低、中、高の質量数の範囲にわたる必要があります。
必要に応じて、グローバルの半定量係数を変更することができます。
グローバルの半定量係数を変更するには、次の手順で行います。
[設定] ダイアログボックスが表示されます。
[半定量基本パラメータ] ダイアログボックスが表示されます。
[半定量基本パラメータ] ダイアログボックス
設定方法については、[半定量基本パラメータ] ダイアログボックスのヘルプをご覧ください。
変更した半定量係数をデフォルトに戻すには、テーブル内の任意の位置で右クリックして、表示されるコンテキストメニューから、次のいずれかのコマンドを選択します。
バッチ用の半定量係数を変更するには、半定量ペインのツールバーの [半定量基本パラメータ] をクリックして、表示される [半定量基本パラメータ] ダイアログボックスで変更します。
半定量係数曲線をクリップボードにコピーできます。他のソフトウェアで作成した文書に貼り付けて利用できます。操作方法は、「グラフの共通操作」の「グラフのコピー」をご覧ください。
半定量係数曲線をプリンタで印刷できます。操作方法は、「ペインの共通操作」の「ペインを印刷する」をご覧ください。
半定量係数曲線を各種の画像ファイル形式でエクスポートできます。操作方法は、「グラフの共通操作」の「グラフのエクスポート」をご覧ください。