サンプル導入ペインで利用できるコマンドの機能について説明します。
ペリポンプ/AVSの設定をします。LC、GC、およびレーザアブレーション装置を接続している場合や、サンプル導入装置の設定をしていない場合は、表示されません。サンプル導入装置の設定は、[設定] ダイアログボックスのサンプル導入で行います。
タイトルバーのボタンとコンテキストメニューの機能は、機器ステータスペインのタイトルバーと同様です。
ドラッグすると、ツールバーを移動できます。
:[条件計算ツール]
ダイアログボックスが表示されます。[サンプル導入]リストに、[フローインジェクション](AVS)または、[自動希釈](ADS
2)を選択した場合に表示されます。
本ペイン上で右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューで実行できるコマンドについて説明します。下記以外のコマンドは、ツールバーのコマンドと同じ機能ですので、該当するコマンドをご覧ください。
選択中の行、列またはセルをクリップボードにコピーします。
[テーブルのエクスポート](テーブル全体)ダイアログボックスが表示され、テーブル全体をエクスポートします。テーブルを含むペインを選択している場合に動作します。
[テーブルのエクスポート](エリア)ダイアログボックスが表示され、テーブルで選択している範囲のデータをエクスポートします。テーブルでセルを範囲選択している場合に動作します。
現在のバッチのペリポンプ/AVS パラメータを印刷します。
サンプル導入モードを選択します。
ISIS 2/AVS/ADS 2 を設定していない場合は、[一般] のみ選択できます。
ISIS 2 を設定している場合は、[一般]、[高サンプルスループット]、[フローインジェクション]、[水素化物発生] から選択できます。ただし、MassHunter 5.3以降では、[自動希釈]は選択できません。ISIS を利用するには、[設定] ダイアログボックスのサンプル導入で [ISIS] が選択されている必要があります。
AVS を設定している場合は、[一般] 、[フローインジェクション] から選択できます。 [一般] を選択すると、サンプルフローにキャリア溶液を使用してデータを測定できます。この場合、サンプル導入ペインに通常のペリポンプの設定テーブルが表示されます。AVSのポンプを停止し、ペリポンプのパラメータに従って、バルブに [ロード]、[チューン/内標準バルブ] に [内標準] が選択され、測定が実行されます。AVS を利用するには、[設定] ダイアログボックスのサンプル導入で [AVS] が選択されている必要があります。
ADS 2を設定している場合は、[一般]または[自動希釈]から選択できます。
オートチューン(セミオートチューンを含む)とチューンレポートの作成の実行中に、このバイアルが利用されます。また、ペリポンププログラムとペリポンプ/AVSプログラム(プレランとポストラン)が、オートチューンとチューンレポートの作成で使用されます。
これまでのバージョンでは、ハードウェア設定内のパフォーマンスレポートのパラメータが、オートチューンとチューンレポートで使用されていましたが、MassHunter 4.1 からは、バッチ上のパラメータを常に使用します。
オートチューン実行中に、プローブの移動とペリポンプ/AVS をスキップする場合は、[オートチューンの開始] ダイアログボックスの [ペリポンプ/AVSプログラムをスキップする] をオンにします。また、チューンレポートの作成中に、プローブの移動とペリポンプ/AVS プログラムをスキップする場合は、[チューンレポートの作成] ダイアログボックスの [ペリポンプ/AVS プログラムをスキップする] をオンにします。
選択するサンプル導入装置によって、表示される項目や設定の可否が異なります。灰色のセルは設定できません。
時間(0~9999 sec)を入力します。
0 を入力した場合と、ブランクの場合は、そのアクションをスキップします。
ネブライザポンプの回転速度(0~0.5 rps)を入力します。
0 を入力した場合と、ブランクの場合は、そのアクションをスキップします。
ISIS 2 を使用する場合に表示され、ペリポンプの回転速度(0~1.0 rps)を入力します。
0 を入力した場合と、ブランクの場合は、そのアクションをスキップします。
ISIS 2 を使用する場合に表示され、ペリポンプ 2 の回転速度(rps)を入力します。
0 を入力した場合と、ブランクの場合は、そのアクションをスキップします。
AVS を使用する場合に表示され、置換ポンプの速度(0~100 %)を入力します。
0 を入力した場合と、ブランクの場合は、そのアクションをスキップします。
オートサンプラ利用時に、バイアル位置を設定します。
ドロップダウンメニューから、[ホーム] ポジションを設定できます。それ以外の場合は、[<バイアル番号>] をクリックして表示されたダイアログボックスから、バイアルを選択します。[バイアル番号] 列には、バイアル番号をキーボードから直接入力することもできます。
[サンプル導入] リストで [フローインジェクション] を選択した場合に、バルブポジションが表示されます。
[サンプル導入] リストで [フローインジェクション] を選択した場合に表示されます。
キャリア液を送液するペリポンプ速度を入力します。分析中は常にこの速度で送液されます。
[サンプル導入] リストで [水素化物発生] を選択した場合に表示されます。
還元剤を送液するペリポンプ速度を入力します。分析中は常にこの速度で送液されます。
測定前の置換時間、置換速度を設定します。
[サンプル導入] リストで [フローインジェクション] または [自動希釈](ADS 2)を選択した場合に表示されます。
サンプルループの中に試料を満たすときのペリポンプ速度と必要な時間を入力します。この間は、バルブが LOAD の状態になります。この値はサンプルループのサイズによって異なります。
試料を置換後、信号を取り始めるまでの安定待ち時間を設定します。
測定時のポンプの速度を設定します。
[サンプル導入] リストで [フローインジェクション] (AVS) または [自動希釈](ADS 2)を選択した場合には、次の項目が表示されます。
試料を測定後に、洗浄ポートでプローブを洗浄する時間やポンプ速度を入力します。
標準液を測定後に、洗浄ポートでプローブを洗浄する時間やポンプ速度を入力します。
外部ボトル 1 での洗浄時間、ポンプ速度、バイアル位置を入力します。
洗浄 1 後に洗浄ポートでプローブを洗浄する時間、ポンプ速度を入力します。
外部ボトル 2 での洗浄時間、ポンプ速度、バイアル位置を入力します。
洗浄 2 後に洗浄ポートでプローブを洗浄する時間、ポンプ速度を入力します。
外部ボトル 3 での洗浄時間、ポンプ速度、バイアル位置を入力します。
洗浄 3 後に洗浄ポートでプローブを洗浄する時間、ポンプ速度を入力します。
オートサンプラが SPS 4 の場合は、デュアルポート洗浄をサポートします。 [バイアル番号] 列で、[洗浄ポート 1] または [洗浄ポート 2] を選択できます。デュアルポート洗浄を使用する場合は、[オートサンプラの設定] ダイアログボックスの [ラック] タブで、デュアルポート洗浄をオンにする必要があります。
試料を測定後に、洗浄ポートでプローブを洗浄する時間やポンプ速度を入力します。
標準液を測定後に、洗浄ポートでプローブを洗浄する時間やポンプ速度を入力します。
外部ボトル 1 での洗浄時間、ポンプ速度、バイアル位置を入力します。
洗浄 1 後に洗浄ポートでプローブを洗浄する時間、ポンプ速度を入力します。
外部ボトル 2 での洗浄時間、ポンプ速度、バイアル位置を入力します。
洗浄 2 後に洗浄ポートでプローブを洗浄する時間、ポンプ速度を入力します。
外部ボトル 3 での洗浄時間、ポンプ速度、バイアル位置を入力します。
洗浄 3 後に洗浄ポートでプローブを洗浄する時間、ポンプ速度を入力します。
[サンプル導入] リストで、[一般] を選択している場合に表示されます。
外部ボトル 4 での洗浄時間、ポンプ速度、バイアル位置を入力します。
[サンプル導入] リストで、[一般] を選択している場合に表示されます。
洗浄 4 後に洗浄ポートでプローブを洗浄する時間とポンプ速度を入力します。
[サンプル導入] リストで、[フローインジェクション] または[自動希釈](ADS 2)を選択した場合に表示されます。
サンプルループとプローブを洗浄する時間を入力します。
[サンプル導入] リストで [自動希釈](ADS 2)を選択した場合に表示されます。
ADS 2の希釈ループを洗浄する時間とポンプ速度を入力します。
[サンプル導入] リストで、[フローインジェクション] または[自動希釈](ADS 2)を選択した場合に表示されます。
測定時間を短縮すると測定後にもサンプルループ内に試料が残ることがあります。これを洗浄するための時間とバイアル位置を入力します。測定時間がサンプルループに試料が残らないほど十分長い場合は、1(sec)と入力してください。
[サンプル導入]リストに、[フローインジェクション](AVS)または、[自動希釈](ADS 2)を選択した場合に表示されます。
[バッチ実行前にオート/セミオートチューン] チェックボックスが有効の時に使用されます。使用方法は、[ペリポンプ設定] ダイアログボックスと同じです。
測定後にインテリジェントリンスを行う場合に、チェックを入れます。チェックを入れると、設定テーブルが表示されます。
インテリジェントリンスでは、サンプルや標準液の質量数の信号強度または強度比列が、設定したしきい値以下になるまで洗浄します。
チャンネル番号が表示されます。[マニュアル感度チューンのパラメータ設定] ダイアログボックスで設定されているチャンネル番号が表示されます。
モニターする Q ポール 1 の質量数が表示されます。
モニターする質量数は、セルに直接入力するか、セルの右側をクリックして表示される質量数テーブルで設定します。
モニターする質量数が表示されます。
モニターする Q ポール 2 質量数が表示されます。
モニターする質量数は、セルに直接入力するか、セルの右側をクリックして表示される [質量数を選択] をクリックし、表示された [モニタする質量数の選択] ダイアログボックスで設定します。
強度比をモニターする場合は、分母となる質量数が表示されます。分母となる質量数は、セルに直接入力するか、セルの右側をクリックして表示される [質量数を選択] をクリックし、表示された [モニタする質量数の選択] ダイアログボックスで設定します。
サンプルを測定する場合のしきい値(CPS)を入力します。
標準液を測定する場合のしきい値(CPS)を入力します。
測定値をモニタする時間を入力します。設定した時間内に、測定値の平均がスレッショルドを下回った場合は、洗浄を終了します。スレッショルドを下回らなかった場合は、「エラーアクション」に設定したアクションを実行します。
タイムウインドウで設定した時間内にスレッショルドの値に達しなかったときに、実行する処理を選択します。
画面上の用語表記「AOF」および「フェイル時のアクション」は、MassHunter 4.4で「エラーアクション」に変更されました。
設定を適用する洗浄ステップを選択します。
[サンプル導入] リストで [フローインジェクション] または[自動希釈](ADS 2)を選択した場合は表示されません。
測定が終了する前から洗浄を開始する(先行リンス)場合に、チェックを入れます。チェックを入れると、設定テーブルが表示されます。
測定終了の何秒前から洗浄を開始するかをテキストボックスに入力します。
測定完了時に実行中の先行リンスをやめて次の洗浄ステップへプローブを移動させる場合に、チェックを入れます。
先行時間が適切に設定されていない場合、測定中に洗浄液が導入される恐れがあります。十分に注意して先行時間を設定してください。なお、先行リンスによってインテリジェントリンスを行う場合、測定中はしきい値のモニターができません。そのため、インテリジェントリンスを行う場合は、測定終了よりも後にインテリジェントリンスの対象に選ばれた洗浄ステップが終了するように、時間を設定してください。
プリンタでレポートを印刷する場合にチェックを入れます。
印刷しない場合でも、データは保存されます。