ダッシュボードで利用できる機能について説明します。
タイトルバーのボタンとコンテキストメニューの機能は、機器ステータスペインのタイトルバーと同様です。
イラストを右クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。
[設定] ダイアログボックスの [メインフレーム] が表示されます。
真空ポンプの ON/OFF を切り替えます。
EMFペインが表示され、あらかじめメンテナンス項目とその周期を設定しておくと、プラズマを点火した通算時間や真空運転の通算時間から、経過時間に応じてメンテナンスの時期を知らせるメッセージを表示させる設定ができます。
パフォーマンスレポートペインが表示され、パフォーマンス測定の結果、現在の機器の状態、チューンパラメータの値、メータ値などが表示されます。
メンテナンスログペインが表示され、メンテナンスを実行したオペレータ名とメンテナンス内容が表示されます。
[通信の設定] ダイアログボックスが表示され、オンライン/オフラインや、IP アドレスを設定します。
[機器情報の設定] ダイアログボックスが表示され、モデル名の確認・入力ができます。
[設定] ダイアログボックスの [オプション] カテゴリで、[高安定性モードの有効化] が選択されている場合に表示されます。
[コンディショニング設定] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログでは、コンディショニングで使用するチューニングパラメータを設定します。
[外部デバイスの接続] ダイアログボックスが表示され、外部装置と接続する場合の設定をします。
[サンプル導入] で、[ADS 2] を選択した場合に表示されます。
[設定]ダイアログボックスの [ADS 2] が表示されます。
シリンジをホームに移動し、バルブを置換に設定することで、ADS 2をリセットします。スタートアップが終わってから実行してください。
[フラッシュ回数を設定]ダイアログボックスで、フラッシュ回数を入力して[OK]をクリックします。
シリンジを空にして再充填し、溶液をチューブに送り、汚染を洗い流して、シリンジを新しい希釈剤とキャリアで充填します。
シリンジに空気が充填されます。シリンジはチューブ内に空気を入れて、チューブからできるだけ多くの溶液を除去するので、配管やシリンジを安全に交換できます。
リセットと初期化を実行し、フラッシング状態に移行して、残りの作業を実行します。これにより、シーケンスが中止されたり、エラー状態になったADS 2 を復元できます。
[流路ダイアグラム] ダイアログボックスが表示されます。溶液の流れや、バルブやシリンジの位置がグラフィカルに表示されます。
[ADS 2システムテストのコンフィグレーション] ダイアログボックスが表示されます。
条件を設定して[OK]をクリックすると、システムテスト用のバッチが作成され、自動的にキューに追加され、測定を開始します。測定が終わるとテスト結果が表示されます。
[サンプル導入] で、[AVS] を選択した場合に表示されます。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[プロパティ]
[設定] ダイアログボックスの [AVS] が表示されます。
[システムテスト]
[AVS システムテストのコンフィグレーション] ダイアログボックスが表示されます。
条件を設定して[OK]をクリックすると、システムテスト用のバッチが作成されます。測定が終了すると、テスト結果が表示されます。
画面上の用語表記「ALS」は、MassHunter 4.4で「オートサンプラ」に変更されました。
[設定] ダイアログボックスのサンプル導入の [オートサンプラの使用] にチェックを入れると表示されます。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[オートサンプラの設定] ダイアログボックスが表示されます。
[オートサンプラ通信の設定] ダイアログボックスが表示され、オートサンプラの通信ケーブルを接続している COM ポートを設定します。
[オートサンプラタイプ] で [EXR-8/XLR-860] を選択した場合に、[プローブ深さの設定] ダイアログボックスが表示され、プローブ深さを設定できます。
[オートサンプラタイプ] で [I-AS] を選択した場合に、[I-ASのサンプリング深さ設定] ダイアログボックスが表示され、サンプリング深さを設定します。
[オートサンプラタイプ] で [I-AS] を選択した場合に表示されます。
チェックするとエスケープモードになります。エスケープモードでは、プローブをサンプルトレイの上で動かす際に、サンプルトレイを決まった位置に回転させてからプローブを移動します。プローブ先端のしずくが他のサンプルバイアルに落ちて、コンタミネーションを起こすのを防ぎます。エスケープモードでプローブを移動する位置は、次の表に示すようにサンプルトレイの内周のサンプル最大番号がある列です。エスケープモードでは、この列に置かれたサンプルは測定できません。
サンプルトレイ |
エスケープモードで測定できないバイアルの位置 |
---|---|
89 サンプル用トレイ(タイプA, D, E) |
32、57、77、89 |
53 サンプル用トレイ(タイプB) |
25、41、53 |
28 サンプル用トレイ(タイプG) |
22、28 |
18 サンプル用トレイ(タイプC) |
12、18 |
[サンプル導入] で、[Agilent LC] を選択した場合に表示されます。
サンプル導入に Agilent LC を設定した場合は、必ず [モジュールの更新] をクリックしてください。モジュールの更新が終了するまで、他のタスクを実行できません。
サンプル導入に Agilent LC を設定してから、他のサンプル導入装置に変更する場合は、必ず、本装置から APG リモートケーブルを取り外してください。
[機器コンフィグレーション] ダイアログボックスが表示され、Agilent LC で利用するモジュールを選択します。
[自動コンフィグレーション] ダイアログボックスが表示されます。
LC のIP アドレス、または、ホスト名を入力し、その設定を LC の各モジュールに反映させます。
ペインに設定テーブルが表示され、Agilent LC の詳細設定をします。
各項目の詳細は、Agilent LC の製品資料をご覧ください。
Agilent LC の情報を MassHunter に設定します。
サンプル導入に Agilent LC を設定した場合は、必ずこのボタンをクリックしてください。モジュールの更新が終了するまで、他のタスクを実行できません。
LC を接続した場合の分析の手順については、「標準的でない構成」の「LC(Cap LC以外)」をご覧ください。
[サンプル導入] で、[Agilent GC] を選択した場合に表示されます。
Agilent GC を接続する前に、ICP-MS MassHunter Workstation システムディスク内のバッチファイル(¥G7201D¥GCSettings.bat)を実行してください。
サンプル導入に Agilent GC を設定した場合は、必ず [モジュールの更新] をクリックしてください。モジュールの更新が終了するまで、他のタスクを実行できません。
サンプル導入に Agilent GC を設定してから、他のサンプル導入装置に変更する場合は、必ず、本装置から APG リモートケーブルを取り外してください。
GC 上のハードウェアボタンを使ってパラメータを変更した場合は、ICP-MS MassHunter に新しいパラメータを反映させるために、以下の手順を実行してください。
機器コントロールウィンドウを閉じて、再度開きます。
ダッシュボードの Agilent GC アイコンをクリックして、[接続] タブの [GC コンフィグレーションの入手] ボタンをクリックします。
ツールバーの [モジュールの更新] をクリックします。
[機器コンフィグレーション] ダイアログボックスが表示され、Agilent GC で利用するモジュールを選択します。
[自動コンフィグレーション] ダイアログボックスが表示されます。
GC のIP アドレス、または、ホスト名を入力し、その設定を GC の各モジュールに反映させます。
ペインに設定テーブルが表示され、Agilent GC の詳細設定をします。
各項目の詳細は、Agilent GCの製品資料をご覧ください。
Agilent GC の情報を MassHunter に設定します。
サンプル導入に Agilent GC を設定した場合は、必ずこのボタンをクリックしてください。モジュールの更新が終了するまで、他のタスクを実行できません。
サンプル導入に Agilent GC を設定してから、他のサンプル導入装置に変更する場合は、必ず、本装置から APG リモートケーブルを取り外してください。
GC-ICP-MS を使用するときは、GC の [スキップ:次のサンプルへ] と [休止:ユーザー操作を待機] 機能は使用できません。
[サンプル導入] で、サードパーティの周辺機器を選択した場合に表示されます。
サンプル導入にサードパーティの周辺機器を設定した場合は、必ず [モジュールの更新] をクリックしてください。モジュールの更新が終了するまで、他のタスクを実行できません。
ペインに設定テーブルが表示され、サードパーティの周辺機器の詳細設定をします。
各項目の詳細は、サードパーティの周辺機器の製品資料をご覧ください。
サードパーティの周辺機器の情報をMassHunterに設定します。
サンプル導入にサードパーティの周辺機器を設定した場合は、必ずこのボタンをクリックしてください。モジュールの更新が終了するまで、他のタスクを実行できません。
サンプル導入装置に関する設定やネブライザのチェック、トーチ軸の調整などができます。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[設定] ダイアログボックスの [サンプル導入] が表示されます。
ネブライザテストペインが表示され、ネブライザの圧力が適切な範囲にあるかチェックします。ただし、ネブライザの設定が、 [その他] の場合は、実行されません。
ペリポンプを長い間停止していると、ポンプチューブにダメージが生じる場合があります。このダメージを防ぐために、プラズマが OFF の間、ペリポンプを間欠動作させることができます。
ポンプの間欠動作をする場合はチェックを入れ、間欠動作をしない場合はチェックを外します。
Agilent のスプレーチャンバではなく、3rd パーティのスプレーチャンバを利用する場合に、Agilent のペリポンプなどを使用することを許可します。Agilent のペルチェクーラーを接続しない場合でも、この機能を使用すれば、エラーメッセージは表示されません。デフォルトはオンです。このチェックがオフの場合は、スプレーチャンバを冷却しません。
[サンプル導入メンテナンス] ダイアログボックスが表示され、サンプル導入装置のメンテナンスを行うときに使用します。
[サンプル切り替え方法の詳細設定] ダイアログボックスが表示され、オートサンプラのプローブが移動している間の特殊な動作を設定します。
[サンプル導入] リストから、[LA] や [その他] を選択すると、このメニューが表示されます。[リモートシグナルの設定] ダイアログボックスが表示されます。
インストールされている外部装置を設定するダイアログボックスが表示されます。
[ISIS コンフィグレーションの設定] ダイアログボックスが表示されます。ISIS 2 をサンプル導入装置として利用する場合に、ポンプ数とバルブの有無を設定します。
ただし、MassHunter 5.3以降では、[自動希釈]は選択できません。
プラズマ補正やプラズマ点火モードの変更ができます。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[設定] ダイアログボックスの [プラズマ] が表示されます。
トーチ軸の設定ペインが表示され、トーチ軸の水平/垂直位置を調整します。
この 「プラズマ補正」は、トーチやサンプリングコーンなどをメンテナンス/交換したときなどに行います。装置による感度の違いを補正するもので、この操作で得られた補正値は、チューンパラメータ値の決定に利用されます。
以下の場合に、プラズマ補正を実行できます。
ガスパージ設定ペインが表示されます。Si(シリコン)と S(硫黄)の BEC(バックグランド相当濃度)を減少させるために、スタンバイ時に Ar ガスラインをパージします。
RF マッチングの自動調整を開始します。
これは、プライマリ RF マッチングを実行するため(たとえば既存のバッチまたはブランクテンプレートから作成されたバッチへ入れるため)だけに使用してください。 それ以外の場合(プリセットメソッドまたは既存のバッチからバッチを作成する場合)は、必要に応じて、バッチ作成時に RF マッチングを実行してください。
クールプラズマモードを使用するときや有機溶媒を分析するとき、また、トーチを交換したときに実施して、RF マッチングの調整をしてください。プラズマの安定な点灯、感度向上に役立ちます。
引き出し電極 1 レンズ(s-レンズ)にプラズマを当てて、表面を洗浄するときに利用します。この機能は、スタンバイモードで、スキマーを取り外した状態で実行できます。この機能を選択すると、プラズマが 1 分間点火します。
プラズマクリーニング機能は、スキマーとレンズを洗浄する手順の一部です。単独でのご使用はお勧めしません。洗浄手順については、Agilent アプリケーションエンジニアに尋ねてください。
イオンレンズの接続のチェックができます。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[設定] ダイアログボックスの [イオンレンズ] が表示されます。
c-レンズを使用する場合は、s-レンズに設定してください。
イオンレンズメンテナンスペインが表示され、イオンレンズの接続に異常がないかどうかをテストします。
セルガスラインの設定やリークチェックができます。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[設定] ダイアログボックスのセルが表示されます。
セルメンテナンスペインが表示され、各種ガスの流量を設定し、セルガスラインのパ-ジ・真空引きを行うことができます。
H2 ガスラインが接続されている場合に表示されます。選択すると、"H2 ガスストップバルブのリークチェックを開始しますか?"とメッセージが表示され、 [はい] ボタンをクリックすると、バルブのリークチェックが開始します。チェックが終了すると、"リークは見つかりませんでした。" または、"リークが見つかりました。接続を確認してください。"と表示されます。
第 3 セルガスラインが接続されている場合に表示されます。選択すると、"第 3 セルガスのストップバルブのリークチェックを開始しますか?"とメッセージが表示され、 [はい] ボタンをクリックすると、バルブのリークチェックが開始します。チェックが終了すると、"リークは見つかりませんでした。" または、"リークが見つかりました。接続を確認してください。"と表示されます。
第 4 セルガスラインが接続されている場合に表示されます。選択すると、"第 4 セルガスシャットオフバルブのリークチェックを開始しますか?" とメッセージが表示され、[はい] ボタンをクリックすると、バルブのリークチェックが開始します。チェックが終了すると、 " リークは見つかりませんでした。" または、" リークが見つかりました。接続を確認してください。" と表示されます。
分解能/マス軸の設定の自動調整をします。
四重極の分解能/マス軸を自動調整します。
「Q ポール 1」はフロント四重極、「Q ポール 2」はリア四重極を示します。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[設定] ダイアログボックスの [四重極] が表示されます。
分解能/マス軸の設定ペインが表示され、分解能ゲイン、 分解能オフセット、マス軸ゲイン およびマス軸オフセットの調整をします。
検出器に関する設定をします。
イラストを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
[設定] ダイアログボックスの [検出器] が表示されます。
P/A ファクタ設定ペインが表示され、P/Aファクタの自動調整を行います。
[設定] ダイアログボックスの [オプション] カテゴリで、[デッドタイムキャリブレーション] が選択されている場合に有効なメニューです。デッドタイムキャリブレーションペインが表示され、デッドタイムキャリブレーションを行います。
ON にすると、スペクトル測定でのアナログモードにおける積分時間は、最小の 100µ 秒に設定されます。 これにより、長時間にわたって大きな信号を検出器がカウントするのを防ぎます。 なお、この機能は一部のモデルでは使用できません。
[測定禁止質量数の設定] ダイアログボックスが表示され、測定禁止質量数を変更できます。通常は、変更しないでください。